ホームページ制作が失敗する理由とよくある4つの失敗例

いまや年代問わず、多くの人が情報収集をインターネットで行うようになりました。商品やサービスを提供する企業側も、自社のホームページを開設しビジネスに役立てているケースが増えています。

 

その一方、「せっかくホームページを制作したのに何の役にも立っていない」と嘆く経営者も多いものです。
実は、 ホームページ制作が失敗に終わってしまうケースには、いくつかの共通点があります。
そこで今回は、ホームページ制作が失敗する理由と、よくある失敗例について解説していきます。

 

ホームページ制作が上手くいかない理由

それでは早速、ホームページ制作が失敗する原因をいくつかご紹介します。

 

方向性が明確でない

ホームページ制作が失敗してしまう最も大きな理由は、どのようなホームページを作るかという方向性が明確でないことです。

 

企業がホームページを作る場合、多くは「集客を増やしたい」「より広く情報発信したい」といった自社のビジネスに繋がる目的を持っているはず。
しかし、だんだんとホームページを作ること自体が目的になってしまい、本来のゴールを忘れてしまうケースが非常に多いのです。

 

また、そもそも明確な目的がないままに「他の企業も作っているから」「なんとなくデザインが古いから」といった理由でホームページを作り始めるのも失敗の元。
たとえば「他の企業も作っている→自社もWeb上で集客を増やしたい」「なんとなくデザインが古い→オシャレなデザインで若く優秀な人材にアプローチしたい」という風に置き換えるだけでも、ゴールがぐっと分かりやすくなります。

 

目的がはっきりしないと、そもそも何を持って成功とするのかすら曖昧になってしまいます。
ホームページを制作する時は、どのような効果を期待するのか明確にしておきましょう。

若い人はホームページを見てくれていると思ったが、甘かった。

ネット上ではライバルサイトがごまんと存在します。御社のホームページに訪問してほしい人物像をより具体的に絞り込む戦略を立てましょう。

 

 

デザインを重視しすぎる

「オシャレでかっこいいホームページを作りたい」と考えている方は多いことでしょう。
ホームページは企業の顔なので、デザインにこだわるのは当然ですよね。

 

しかし、必ずしもオシャレで個性的なデザインのホームページがビジネスに直結するかというと、そうではありません。
Web上ではデザイン性の低いホームページが何百万、何千万というPVをたたき出しているケースが往々にしてあります。
また、あまりに個性的すぎるデザインは「欲しい情報がどこにあるのか分からない」「目がチカチカする」と不満の種を生みかねません。

 

確かに見た目の印象は大切ですが、それにばかり気を取られると本質的な部分が疎かになってしまいます。
パッと目を引くデザインよりも、一目で分かりやすいデザインの方が遥かに価値が高いのです。
「オシャレなデザイン=良いデザインというわけではない」というのは忘れないでおきましょう。
また、オシャレなデザインは時としてSEO的に不利なデザインという事もあり得ます。
オシャレで色々な趣向を凝らしたサイトは見た目は良いのですが、読み込みに時間がかかるためサイト離脱者が増えてしまい、結局コンバージョンを落としてしまうという事も有りますので注意が必要です。

デザインについては素人だから困ったな…

見る人にとって、親切で伝わりやすいページを作ることが大切です。制作会社にご依頼されるときは、御社の雰囲気・イメージなど伝えたい内容について細かく打ち合わせをしましょう。

友人や知人に制作を依頼する

制作費用をできるだけ抑えるため、Web制作ができる友人や知人に直接依頼するという経営者の方もいますよね。
確かに、友人が格安で作ってくれるというならお願いするのもひとつの手でしょう。しかし、相手が友人・知人だからこそ失敗してしまうケースもあります。

 

たとえば最初のうちは「気心知れた相手なら、修正依頼も気軽にできるだろう」と考えるものですが、相手もあなたの会社のホームページ作成だけを請け負っているわけではありません。
実際は 「他にも仕事を抱えていて忙しそうだな。それに格安で作ってもらっているし……」と見知った相手だからこそ遠慮してしまう場合も多いのです。
特に修正が滞っている時や、要望とズレた提案がきた時は、完全にビジネスの関係の方が強く出れるという方も少なくないでしょう。

 

もちろん友人・知人に任せるのは悪いことではありませんが、お互いに「プライベートと仕事は別物」と考えられる相手がベストです。

いつでもホームページの修正を頼むは、気が引けるなあ。

そんなときは、是非弊社のような制作会社をご利用ください。

 

コストにばかり目を向ける

ホームページを制作会社に依頼する場合、費用の相場は大体50万円~200万円程度になります。
はじめて制作会社を調べたときに「思ったより高いなあ」と驚いた方も多いのではないでしょうか?

 

経営者としてはできる限りコストを抑えたいところですが、安さにばかり目を向けるのはとても危険。
たとえば世の中には相場の4分の1以下の価格でホームページ制作を請け負っている会社も存在しますが、そういう業者は安いなりの理由がある場合も多いのです。

 

もちろん良心的で質の高い制作会社もありますが、あなたの理想としているホームページと、その業者の得意分野が噛み合うとは限りません。
制作会社を選ぶ際はコストばかりではなく、制作実績や提案された内容に目を向けるようにしましょう。

どの制作会社を選ぶべきか、迷うなあ。

制作会社選びは、中途採用と同じです。まず、各制作会社の実績や強みが御社とマッチしているかどうかを基準に選んでみてはいかがでしょうか。

 

SEO対策が不十分

SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、簡単に言うとGoogleなどの検索エンジンで上位表示されるための対策を指します。

 

特定のキーワードを検索する際、ほとんどすべてのユーザーは検索結果の1ページ目に表示されるサイトにしか足を運びません。
それどころか、大部分は上位3つのサイトまでしか閲覧することがないとさえ言われています。
SEO対策が不十分なホームページはネット上での存在感が極めて薄く、「せっかく作ったのにほとんどアクセス数がない」なんてことにもなりかねません。

 

集客にしろ採用強化にしろ、ホームページを作成することで何らかの成果を得たいなら、とにかく検索上位に表示されるのが一番の近道です。
そのためにはSEOスキルを駆使し、検索エンジンやユーザーに「質の高いページ」として認識されなければなりません。
残念ながら現状のアルゴリズムでは「情報が正確かつ面白い=質の良いサイト」とは判断されにくく、テクニカルな部分も含めて最適化を行う必要があるでしょう。

検索してみたが、うちのホームページがなかなか1ページ目に表示されないなあ。

SEO対策には正しい知識が必要です。キーワードや記事の内容に一貫性があるか、内部最適化はされているか、被リンクは集められているかなど、お確かめください。

ユーザビリティが低い

ユーザビリティとは「目的を達成するための有効さ、効率、ユーザーの満足度」のこと。
Webサイトにおいては「見やすさ」や「情報の分かりやすさ」、「入力のしやすさ」などが該当するでしょう。
ユーザービリティの低いサイトはユーザーが離れやすいので、狙った効果を獲得するのが難しくなってしまいます。

 

たとえば就職活動中のユーザーがあなたの会社のホームページを開いたとしましょう。
ユーザーは「この会社はどんな事業を行っているんだろう?」「給与や福利厚生はどうなっているだろう?」という目的を持っていると想定できますね。
しかし、たとえば「事業内容が1ページにまとまっていない」「採用情報のボタンが背景に同化して分かりづらい」といったことがあると、ユーザーの心はいとも簡単に離れてしまいます。

 

ユーザービリティを高めるには、こうしたユーザー目線の「なんとなく使いづらい」をきちんと解消していかなければなりません。
また、ユーザビリティの低いサイトは検索エンジンからの評価も下がるため、SEO的にも不利です。

若い人に伝えたいことが多すぎて、とても簡潔に説明できないんだが…

まずはお伝えしたい内容を整理してみましょう。大切なのは、新卒採用される学生さんの立場で、御社のホームページを一度見直すことです。

有益なコンテンツが少ない

ユーザビリティが低い
ユーザーがWebサイトを開くのは、「そこに自分が欲しい情報が掲載されている」と考えるからです。
当たり前のことですが、 ここには有益な情報がないと判断されれば他のサイトへ行ってしまいますし、情報が少ないと「またここを訪れよう・人に勧めよう」とは思ってもらえません。

先ほどの例で言えば、「そもそも事業内容のページがない」だとか「採用情報が極端に少ない」ということになりますね。
有益なコンテンツを提供するためには、ユーザーのペルソナを明確に定める必要があります。
要するに、「自分のサイトを訪れる人はどんな人なんだろう」と想像することが大切です。
たとえば就職活動中のユーザーなら、採用情報の他に先輩社員の声や業務中の様子が分かるコンテンツがあると喜ばれるでしょう。

大手は予算がそれなりにあるからいいが、うちは時間も予算もないな。

そんなときはあらかじめ社内で簡単に更新できる仕様(CMSを使用したサイト)にしておくことをお勧めします。

 

運用方針が定まっていない

ホームページは公開してそれで終わりではなく、作った後にどう運用していくかも重要です。
たとえば採用を強化したいなら先ほど例にあげたようなコンテンツを随時追加したり、採用に関するお知らせをこまめに更新すると良いでしょう。
また更新は制作会社に任せるのか自社で行うのか、その場合は誰が、どのように行うのかといったことまで決めておく必要があります。
運用方針は「ホームページを作成する目的」によって左右されるので、方向性をあらためて確認しましょう。

ホームページを作成したはいいが、採用情報のホームページも作らないといけないのか。

見込み顧客、取引先、学生や求職者、ではお伝えしたい内容が異なりますよね。特に採用に力を入れたい場合は、採用サイトを設けることをおすすめします。

 

ホームページ制作の失敗例

ここまで解説してきた内容以外にも、ホームページ制作にはいくつか失敗パターンがあります。
つづいてはホームページ制作における、よくある失敗例をご紹介しましょう。

 

①月々の更新費でコストがかさんでしまう

ホームページにはいつも最新の情報が載っているのがベスト。
1年以上前の情報がいつまでも掲載されていると、訪れたユーザーに不信感を与えてしまいます。
特に採用情報や新商品のお知らせは細かく更新したいところですが、HTMLやCSSに馴染みのない人にとってはなかなかハードルが高いものです。

 

制作会社の中にはホームページ公開後、月々の更新まで請け負っている業者もあります。
必要な情報を渡すだけで良いので企業側はとても助かるのですが、気を付けたいのが更新費のコスト。
ホームページの制作費用が安く済んでも、月々の更新費によってコストがかさんでしまうケースは少なくありません。
契約の際は更新費まできちんと確認しておくか、社内で簡単に更新できるような仕様にしてもらいましょう。

予算と時間がないから、5年くらいそのままになっているなあ。

ホームページは会社の顔ともいえる大切なものですので、随時新しい情報に更新しましょう。

 

②デザイン費を抑えるあまり、オリジナリティのないサイトに

先ほど「デザインを重視しすぎるのはNG」とお伝えしましたが、独自ブランドを売り込みたいとお考えのような方はデザインを軽視するべきではありません。
制作会社の中にはデザインテンプレートを使った格安プランを用意している業者もあります。
テンプレートに従って作るのでデザイン費をぐっと抑えることができますが、そうすると「どこかで見たことあるページ」になりがちです。

 

もちろん、テンプレートを使うこと自体が悪いわけではありません。むしろ、大半の企業ではテンプレートの使用を推奨します。
しかし、企業独自のコンセプト、魅力、ブランドが販売戦略上重要であるのなら、テンプレートではなくオリジナリティのあるデザインを作成するべきです。

デザインについてあまり考えたことがなかったな。

訪問者はたくさんあるサイトと御社のページを比較します。デザインに統一感を持たせて、他社にはない個性をアピールしてみましょう。

③極力自力でホームページを作ろうとする

費用をかけたくないからといって、自作でホームページを作るのはあまり得策ではありません。
もちろん知識や経験があれば問題ありませんが、0からホームページ制作を学ぶとなると時間と労力が必要になります。
また、やはり専門知識がないと、SEO対策が不十分だったりユーザビリティが低かったりと、あまり役に立たないホームページなってしまう可能性が高いのです。
実際、はじめは自力でホームページを作ったけれど、上手くいかずに結局制作会社へ依頼したというケースはたくさんあります。
特別な知識がない場合は、時間と労力のコストを抑えるためにも制作会社へ頼んでしまうのがおすすめです。

やはり餅は餅屋かな

その通りです!プロに任せるべきところは任せましょう。ただし、制作会社に丸投げはトラブルのもとになりますので、ペルソナなどの戦略を立ててくださいね。

④制作会社とのコミュニケーションが上手くいかない

ホームページ制作では、制作会社との綿密な打ち合わせが欠かせません。
理想的なホームページを作り上げるためには、こちらの要望を余すことなく伝え、認識のズレをできる限り小さくする必要があります。
しかし、実は制作会社とのコミュニケーションにストレスを抱えている経営者も少なくありません。
理由はさまざまですが、担当者のコミュニケーションスキルが高くない場合もあれば、単純に相性が合わない場合もあります。
制作会社とは長い付き合いになることも多いので、コミュニケーションに問題がないかどうかは選定段階でしっかりチェックしておきたいところです。

ITとなると、どうも苦手で。

制作会社の方はITに強くて、営業や販路拡大には疎い人も少なくありません。専門知識をかみ砕いてくれたり、ネットでの集客にノウハウがあったり、という業者を選んでみましょう。

ホームページ制作を成功に導くには?

何事も失敗例から学べることは多いもの。
ここまでの内容と反対のことを実践していけば、ビジネスに役立つホームページを作成することができます。
これからホームページを作成する方は、ぜひ以下の2つのポイントに注意してみてください。

 

ホームページ作成の目的を定める

一番はじめにお伝えした通り、まずはホームページ作成の目的を明確にすることが大切です。
目的は具体的であればある程良いので、最終的なゴールを明確に思い描きましょう。

私も誰に何を伝えるホームページを作るか、研究しないとな!

おっしゃる通りです。制作会社の担当者さんに具体的な戦略をお伝えいただけると、その後の話し合いがスムーズになります。

良い制作会社を選ぶ

作成の目的が明確であり、良い制作会社に依頼することができれば、ホームページ制作はほとんど成功したと言っても過言ではありません。
ここで言う「良い制作会社」とは、あなたが理想とするホームページを作り上げる力を持つ会社のことです。
大手の制作会社や評判の良い制作会社であっても、あなたの希望するデザインや業種のホームページが得意分野とは限りません。
「有名な会社だから」「〇〇さんがおすすめしていたから」といった先入観を捨て去り、 実際の打ち合わせや制作実績などを見て、あなたの目で判断しましょう。

予算も含めてねらい通りのホームページを作ってくれたら、感謝しかないよ。

コミュニケーションがスムーズに進む制作会社を選びましょう。

まとめ

今回はホームページ制作でよくある失敗についてご紹介しました。
作成の目的を明確にし、良い制作会社に巡り合えればビジネスに役立つホームページがきっと作れます。
より良いホームページを作り上げるためには、とにかくユーザー目線に立つことが大切です。
制作会社を選定する際は、 ぜひ「ユーザビリティ向上のためにどのような工夫をしているか」という点に注目してみてください。
採用強化や新商品のPRに役立つようなホームページを開設し、あなたのビジネスを成功に導きましょう。