ただ翻訳するのはNG?英語サイトを一から作成するメリット

英語圏に向けたサイトを用意するには、既にある自社サイトを翻訳するのが最も手軽ですよね。しかし、英語圏からのアクセス数を増やしたいなら、一から英文を作成していく方が断然おすすめです。

今回は英語サイトを一から作るメリットについて解説していきます。また、英語サイト作成時に気を付けたいポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

それでは早速、英語サイトを一から作るメリットをご紹介します。

自然な英文になりやすい

一から英語サイトを作成する最も大きなメリットは、自然な英文になりやすいという点です。はじめから英語で書かれた文章と比べ、日本語を英訳した文章は不自然な表現や、読みづらいセンテンスが現れやすくなります。英語を日本語訳した文章を思い浮かべると、分かりやすいかも知れません。日本語を母国語として育った人なら、なんらかの違和感をおぼえることでしょう。

異なる言語間には、対応する上手い表現が見つからない場合も多々あります。はじめから対象言語で文章を作成することで、ネイティブにとってより自然な表現を選びやすくなるのです。

情報が伝わりやすい

自然な英文を掲載することで、情報がより明確に伝わるというメリットもあります。日本語を自然な英語に訳そうとすると、直訳では難しい箇所が多いと思います。すると、必然敵に日本語を意訳することになりますが、それでは企業側の伝えたいニュアンスが正しく届かない場合も多いのです。

もちろん、日本語サイトを参考にするのはかまいません。しかし、全文を英訳するのではなく、あくまで伝えたい情報をエッセンスとして抜き取るだけに留めることをおすすめします。

対象地域に合わせたサイトを作りやすい

日本語サイトの文章に縛られないことで、より対象地域に合わせたサイトを作りやすくなります。検索上位を取りやすく、SNSでシェアされやすいページというのは、国ごとに微妙に異なるものです。日本語サイトを英訳しただけでは、どうしても日本人向けのページになってしまいます。英語サイトを一から作成することで、対象地域でより評価されやすいページを作ることができるのです。

SEO対策がしやすい

せっかく予算を割いて英語サイトを作成しても、誰も見に来なければ意味が有りませんよね。翻訳しただけのサイトだと、対象言語のユーザーが検索時に使用するキーワードと、翻訳サイトが使用している単語が合致していない場合が有り、ビジターが一年立っても全く来ないという事もざらにあります。

コンテンツマーケティングを仕掛ける上で最も大事なのは、そのページが検索ニーズに合致しており、検索者にとって書かれている内容が有益である事です。それら両方が満たされていなければ、検索エンジンは貴方のサイトを検索ランキングに表示することはありません。

翻訳しただけのサイトだとその条件を満たすことが難しく、校正にかかるコストを考えると、一から作った方が安上がりになることが多いです。

一から作る方が安く効果的なら、そちらの方が良いですね。

英語サイトを作る際に気を付けたい3つのポイント

つづいては、実際に英語サイトを作成する上で気を付けたいポイントを3つご紹介します。

サイトづくりに着手する前に、ぜひ目を通してみてください。

 

対象となる国を絞り込む

対象を「すべての英語圏」としてしまうと、キーワードによってはあまりに競争率が高く、検索上位を取るのが困難になってしまいます。そこで、まずはじめにターゲットとなる国を具体的に絞り込むようにしましょう。アメリカ、イギリスなど、国ごとの検索ニーズをピンポイントに使うことで、検索エンジンの上位を狙いやすくなります。自社店舗がある地域の国別外客数を調べ、最も訪日数の多い国を選ぶとより理想的です。訪日外国人データは観光局が発表しているので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

国や地域ごとの「英語」の違いに注意

日本語にも「関西弁」や「広島弁」といった方言があるように、英語にも国や地域ごとの特徴があります。先に挙げたアメリカとイギリスの英語は、その顕著な例です。俗に「アメリカ英語」「イギリス英語」と呼ばれるように、両者には分かりやすい違いがあります。それぞれの英語はどちらにも通じはしますが、やはり対象国で広く使われている英語を選ぶ方が有利に働きます。ちなみに、イギリス英語を使用するのは、主にイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなどです。

多言語のページはサブディレクトリがお勧め

現在、世界中で広く使われている検索エンジンが、日本でもおなじみのGoogleです。

国ごとに主流となる検索エンジンは異なるものの、英語圏をターゲットとするならGoogleにおけるSEO対策は欠かせません。

多言語でページを作成する場合、実用的な方法は二種類有ります。

一つはサブドメインを使用する方法で、もう一つはサブディレクトリを使用する方法です。

ドメインはインターネット上の住所とも呼べるもので、ヤフーを例としてみますとyahoo.co.jpのURLを指します。サブドメインとは、auction.yahoo.co.jpのようにyahoo.co.jpドメインに対してauctionの部分がサブドメインになります。

サブディレクトリとはyahoo.co.jp/categories/businessのように/(スラッシュ)で区切られた部分を指します。
英語サイト作成サブドメイン サブディレクトリ

 

ページを作成するという意味ではどちらでも同じなのですが、検索エンジンからの見え方は両者で全く違います。

サブドメインでページを作成した場合、作成されたページはルートドメイン(yahoo.co.jp/)とは関係の無いページと認識されます。一方でサブディレクトリで作成されたページはルートドメインの一部分として認識されます。

これはSEO的に大きな違いを生みます。サブディレクトリで作成されるページは、ルートドメインの一部ですから、もともとのサイトからの評価を受けることが出来ますが、サブドメインでは評価の反映が限定的にしか受けることが出来ません。

英語サイト作成 サブドメイン サブディレクトリ SEO

サブドメインとサブディレクトリの使い分け

サブディレクトリを使用する方が良いと上述をしましたが、ケースによってはサブドメインを使用したほうが良い場合も有ります。

それは、多言語のページが扱う情報の内容が日本語ページとは全く違う場合です。

SEOを意識したサイト作りで、念頭に置かなければならないのは、そのサイトが扱う情報の一貫性です。例えば、車の販売事業を行っている会社が、他国向けに船の販売を始める場合、サブディレクトリを使用すると情報の一貫性という意味で、検索エンジンからの評価は下がります。

この場合は、自社のブランド性を船舶販売でも生かしたい場合はサブドメインを利用するのが最適解になり、船舶販売事業を切り離して運営した場合は、他国向けに新しくドメインを取得するのが最適解です。

 

サブディレクトリ使用時の注意

サブディレクトリを使用して他言語ページを作る場合、必ずHreflangタグの設定を行いましょう。検索エンジンはそのページがどの国に対してのページなのか国別コードトップレベルドメイン(cctld)とページの情報から判断します。

cctldとは国ごとに割り当てられたドメインの事で、日本では.jpのドメインがこれに該当します。

Hreflangタグとは、検索エンジンに”このページはX国を対象にした物”と伝えるためのもので、日本向けのサイトが.jpのドメインを使用している場合、Hreflangタグを設定しなければ、作成した他言語ページを検索エンジンに正しく評価をしてもらえない可能性が出てきます。

まとめ

日本語を英訳するのが最も手軽なのは確かなのですが、検索エンジンからの評価が高く、アクセス数の多いページをつくるためには、はじめから英語を使った文章を作成するのがおすすめです。少々手間はかかりますが、より大きなリターンを獲得することができるでしょう。

ご自身で英語サイトを作成しようと考えている方はこちら自分でホームページ英語化の記事もご覧いただいて、ぜひ今回紹介した内容と共に、対象国で評価されやすいサイト作りを目指しましょう。